スペシフィックカイロプラクティック あとらす

2010年04月23日

症例レポート7

S.Iさん 女性 83歳

お嬢さんの紹介でご一緒にお見えになりました。
お嬢さんの話しでは、ここ数年かなり老け込んで歩くのも大変な状態だと言うことでした。たしかにお見えになったときオフィスの引き戸につかまりながら入ってこられ、歩くときは数歩ずつ手で捕まるところを探しながらよちよちとあるくような状態でした。

主訴は左膝の痛みと両足の痛みそれに腰の痛みで特に足の裏が痛いとのことでした。

診査の時ベッドの上で仰向けからうつぶせになっていただくときも、腰の痛みが強くなかなか寝返りがうてるような状態ではなく、少しずつ身体をずらしながら向きを変えるように体勢を入れ替えておられました。

足の状態や歩行の状態から見て、帰りには痛みはなくなってますよとお話ししながら施術を行いました。

やはり歩きは前にお話しした【静歩行】になってしまっていました。

i001.jpg正面(向かって左が術前右が術後)

左の術前の写真を見ると、まずわかるのが本人はまっすぐ立っているつもりでも全く真っ直ぐ立てていないというところです。本人の右足が前に出て左足は後ろに引いた状態になっています。
正面から見ても顔を前に突き出したような形で立たれているのがわかります。
術前は左に重心がかかっている状態で、中心線と比較すると骨盤の位置が左に位置しています。
右肩が下がっています。
頭の位置も左に位置しています。

術後は脳が重心の位置の狂いを認識したので、きちんと真っ直ぐ立とうと再計算をしているところでまだ変化の途中です。ですからさきほど左にかかっていた重心が右にかかるようになっています。
骨盤の位置、頭の位置も右に位置しており身体全体が右に来てしまっています。
これはまだ変化の途中なのでこうなっていますが、変化は約二週間続きます。
二週間もするときちんと真っ直ぐ真ん中に身体は位置すると思います。

今度は側面からの写真です。

i002.jpg側面(向かって左が術前、右が術後)

曲がっていた腰は伸び、前に落ちていた頭は後ろに引っ張られるように正常な位置に戻っています。

この写真撮影をするこのボードの前に立っていただくときも術前は自分でうまく動くことが出来ず、私が手を貸してひっぱるようにして連れてきました。立ち上がるときも引っ張り上げないと立ち上がれない状態でした。

見ていたお嬢さんが驚いてしまうほど、真っ直ぐに立つように変化していました。それから歩きが完全に悪くなってしまっていたので、歩行訓練をしていただき【動歩行】を取り戻していただきました。

その結果、スタスタと一人で歩くことが出来るようになっていました。
歩いているときお嬢さんが聞きました。
「お母さん、足の裏の痛みは? 膝の痛みは?」

聞かれた本人も、あれっというような顔をされて
「ない」
と答えられていました。
もちろん術後の診査の時に寝返りがさっと出来たのは言うまでもありません。

最後に歩行がまた再び悪い【静歩行】にならないように諸注意をして終わりました。

歩くことが出来なくなるのは「老化」ではありません。
頚椎が変位しているために、脳の指令が身体の隅々に行き渡っていないことが原因です。




posted by 家永 泰寿彦 at 16:33| 福岡 ☁ | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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