スペシフィックカイロプラクティック あとらす

2012年04月01日

気圧

人の体調が気圧の上下動に左右されるお話は前にもしました。先月
は季節の変わり目と言うこともあって、アップダウンが凄かったで
す。

kiatsu2.jpg

このグラフは3月の気圧の変化を経時的に記録したものです。
4日〜6日にかけて約26ヘクトパスカル下降しています。16日
〜17日にかけても28ヘクトパスカル、22日には18ヘクトパ
スカル、29日〜30日にかけては24ヘクトパスカル下降してい
ます。

こういう気圧のアップダウンが激しい時には、健康な人でも体調が
悪くなったり身体が重いというような変調を感じたりします。

特に影響を受けるのは歯ぎしりをしている方達です。歯ぎしりが原
因の顎関節症の方々が先月は大勢痛みを訴えてお見えになりました。
歯ぎしりで肉体的なストレスを緩和しようとするので、歯ぎしりが
強くなったり時間が長くなったりするようです。

咀嚼筋群をかなり傷めてこられます。


posted by 家永 泰寿彦 at 19:55| 福岡 ☀ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

お通じ

女性の方でお通じの悩みを持っておられる方は多いです。便秘も下
痢もどちらも大変です。

ずっと下剤のお世話になっていたり、胃腸薬を常用したり漢方薬も
試してみたりといろいろ努力されていたのになかなか改善されない。

そういう方達は、胃腸そのものに問題があるのではなく頸椎のズレ
が原因であることが多いです。頸椎のズレは頭部の傾きや胸椎のズ
レや捻転、腰椎のズレや捻転、骨盤の回転、捻転を引き起こします。

ズレが起こっている脊柱から各内臓に分布している神経血管は影響
を受けています。そのため脳からの大事な情報や内臓からの大事な
フィードバックが脳に届きにくくなっています。その結果ズレを起
こしてしまった脊柱の前にある内臓が機能不全に陥ることがよくあ
ります。

つまり胃腸が悪いのではなく、胃腸をコントロールしている脳から
の指令がうまく届かない状態になっています。

ですから頸椎の調整の後、お腹の調子が良くなりましたというのは
よくみられる光景です。
posted by 家永 泰寿彦 at 11:22| 福岡 ☀ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

メンタルヘルス

うちには精神を病んだ方も多数お見えになります。病名は鬱病や不
眠症、自律神経失調症など様々です。心療内科や精神科から睡眠導
入剤や精神安定剤を沢山処方されていたりします。

お一人で来ることが出来ず、親御さんが連れてこられることも多い
です。お子さんを出産した後調子を崩してしまいそのまま子育ても
出来ない状態でこられた方がおられます。そのときもお子さんはご
主人が見て、実母が付き添ってこられました。私とお話しするとき
ものすごく反応が薄く表情も乏しく、とにかくきついと言われてい
ました。レースのカーテンごしにお話をしているような感触さえし
ていました。やはり病院で向精神薬や睡眠導入剤の投与を受けてお
られました。

数回通われたでしょうか、多少元気を取り戻された程度で来られな
くなりました。調子が良くなって来られなくなったのか、治らなく
て諦めてこなくなったのか、治ってきているのに気がつかなくてや
めたのかのどれかだろうなと考えていました。

その方から一年ぶりにご予約が入りました。

来院されたときの第一声が

「こんにちは、お久しぶりです。腰傷めて痛くなったので伺いまし
た。おかげさまで今ではパートに出てます。」

腰は痛めておられましたが、精神的にはものすごくお元気でポジテ
ィブになっておられました。表情も生き生きとして血色が良く初診
時と別人のようでした。

こういうことがあるから楽しい仕事と思っています。
posted by 家永 泰寿彦 at 20:53| 福岡 ☀ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月22日

歩けない

歩くことがうまくいかなくなっておられる方はけっこうお見えになります。

原因はさまざまですが、頸椎のズレ(変位)による自然治癒力の低下というの
が一番の原因です。

次いで、身体をねじ曲げて仕事や家事をしたあとそのねじれを解放していない
というのも原因の一つです。

その結果色々なところを痛めて来られます。
インナーマッスルである腸腰筋、これは腹筋が痛いという表現をされる方もお
られます。鼠径靱帯、これは股関節が痛いと表現される方が多いです。殿筋群
、ここを痛めておられる肩は腰が痛いと表現される方が多いです。膝、膝の周
りの筋群、大腿の筋群、下腿の筋群、足背筋群、アキレス腱等多種多様な筋肉
にトリガーポイントを作って来られます。

痛みが存在すると、通常出来る動作ができなくなります。
これは人間は痛いことを無意識に回避するからです。
例えばよくいわれる四十肩ですが、これは肩まわりのどこかにトリガーポイン
トが発生し、その痛みの点を避ける動きしか出来なくなるので肩が上がらない
ということになっています。

同様に歩くことが出来なかったり困難だったりというのは、痛みの存在がある
からです。

根本原因である頸椎のズレを取り去り、痛みを取り去れば歩くことも普通に出
来るようになるでしょう。
posted by 家永 泰寿彦 at 15:07| 福岡 ☔ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

自己体験【顎関節症】 その1

【顎関節症】をお持ちの方がたくさんお見えになります。
しかしご自分が【顎関節症】であるという自覚がある方は少ないです。

実は私もそうです。
私は高校生の時から、偏頭痛持ちでした。
市販の頭痛薬を常に携帯していました。
歯科大学に入学し臨床系科目を学び始める三年生の頃に自分の下の前歯が
かなりすり減っている【咬耗】状態になっていることに気が付きました。
ですが、それと頭痛を結びつけることはありませんでした。

どうしてなのでしょう? 

それは顎が悪いのではないかという自覚をするような症状が出るのが最後に
なるからです。

・顎がカクカクする。
・口を開けるとき痛みがある。
・口がスムースに開かない。
・口が開けづらい。
・口を開けるときゴキッ等の異音がする。

これらの自覚できる、あれ?顎が悪いんじゃないのかなと感じる様な症状が出る
のはかなり後になります。

ではどういった症状が出ていたのでしょうか?

それはいわゆる不定愁訴と呼ばれる多種多様な症状です。
一番多いのは過去の私のように【頭痛】でしょう。
これが鎮痛剤を飲んでもなかなか症状が緩和しない。病院に通っても原因が
わからないとお医者さんを困らせる【偏頭痛】が多いです。
次に頭痛に近いのですが、首の痛みを感じてらっしゃる方が多いと思います。
肩の痛み・背中の痛み・首こり・肩こり・目の奥の痛みというように痛みの
範囲も広がっていきます。

この頃には実は【開口障害】も起こしているのですが、無自覚の方が多いです。
何故無自覚かというと、大きく口を開けるという機会があまりないからです。
無自覚ですが、あくびがきちんと出来なくなっている方も多いです。
最大開口まで持っていくと痛みが出るところまで筋肉に症状が累積しているの
で、身体が無自覚に開けることを拒みあくびを途中でかみ殺すことが多くなっ
ています。
またこのあくびのかみ殺しということを全くの無自覚なことが怖いところでも
あります。

私は歯科医ですが、スペシフィックカイロプラクティックを知らずこの道に入
いらなかったら、顎関節症に対する認識は低かったです。
自分が顎関節症であると自覚したのは開口障害を起こした40代に入ってからと
いうていたらくでした。
posted by 家永 泰寿彦 at 11:25| 福岡 ☀ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月15日

冷え

身体の不調でお見えになる患者さんたちによく見られるのが身体の冷えです。

施術後には、ほとんどの方がまず手が温まり身体が温まりそして足先までポカポカしてきます。この暖まってくるまでの時間は人それぞれです。

ただなかなか暖まりにくい人もいます。

冷えにもいろいろ原因があるのですが、その中でも【水分の取りすぎ】の方が多いように思われます。そういう方は施術後にベッドで休んでいただくレスト時にトイレに頻繁に行かれます。多い人で1時間の間に3〜4回行かれる方もいらっしゃいます。

これは施術によって頸椎の位置が正常に戻ったために、脳が体の情報をきちんと受け取り分析をして身体に水分が余剰にある、身体が冷えていると判断しているためです。それを解消するために余剰な水分を身体から排出する行為が排尿という形で出ているわけです。
posted by 家永 泰寿彦 at 09:56| 福岡 | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

歯ぎしり6

ここのところ 胸鎖乳突筋ががちがちに硬くなってしまっている患者さんがたくさんおみえになっています。

いままで歯ぎしりがあった方やいままで歯ぎしりがなかったのに始まってしまった方あるいはずっと歯ぎしりがあったけど気がついてなかった方などいろいろです。

これは季節的なもので肉体的なストレスが増した結果、そのストレスを軽減するために歯ぎしりが起こってしまったと言うことです。

晴れなら晴れ、雨降りなら雨降りとずっと同じ天気が続くと大丈夫なのですが、晴れ・雨・曇りのように天候が不安定だと気圧の変化が激しくなります。その気圧の変化に体がついて行けずにそれがストレスとなります。

今の時期に首や肩に急に痛みを感じた方は歯ぎしりが根本原因であることが結構あります。
posted by 家永 泰寿彦 at 13:54| 福岡 ☁ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

歯ぎしり5

眠気が来たときに目を覚ます一番の方法をご存じですか?

それは「ガムを咬むこと」です。
つまり咬むことから来る刺激は、歯を支えている歯根膜受容器を通して脳にダイレクトに届きます。その刺激で目が覚めます。

ということは寝ているときの歯ぎしりはどうなのでしょう。
同様の理屈で噛みしめたり咬んだりする事によるかなりの刺激が脳に届いています。

睡眠が阻害されるという事態が発生することになります。
posted by 家永 泰寿彦 at 11:36| 福岡 ☁ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

歯ぎしり4

ものすごい力を出して筋肉を痛めつける形で歯ぎしりは行われます。
咬む行為に使用する筋肉群はほとんどの部位が縮こまり硬くなってしまっています。

トリーガポイントと呼ばれる痛みの点が出現し、スムースに顎を動かすことが出来なくなります。またこの動かせなくなっていることはほとんどの方が無自覚なまま進行していきます。

要は痛いから動かせなくなる、動かさないからさらに動く範囲が狭くなるという悪循環にはいっていきます。

そして過大な噛みしめの力は顎関節にも過大な負荷をかけています。


こうして無自覚なうちに顎関節症が進行していくことになります。
posted by 家永 泰寿彦 at 16:41| 福岡 ☁ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

歯ぎしり3

日本人は口を閉じているとき歯をかみ合わせていることが多いです。口を閉じているときは上下の歯がかみあっている状態になっています。

どういう理由があるのかわかりませんが、人種差があるようです。
アングロサクソンは口を閉じていても上下の歯が接触しない状態、学問的に言うと「下顎安静位」という状態にになっていると言われています。

日本人は接触させているので無意識にかみしめてしまっていることも多いようです。

これは顎関節症の治療で昼間に入れていただくスプリントを装着したとき気がつかれる方も結構います。

スプリントの装置をかみしめちゃってるんですよー。お昼も噛みしめしてたんですねー。
とびっくりされます。

日本人はなかなか「リラックス」することが下手なようです。
posted by 家永 泰寿彦 at 14:37| 福岡 ☀ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月31日

歯ぎしりについて2

歯ぎしりは、ストレス解消の効果があるといういいところもあります。

ですが今までは、悪玉扱いでした。
なぜなら「歯ぎしり」によって、歯・歯ぐき(歯槽骨)・顎関節が破壊されるからでした。

そもそも人間が起きて活動しいてるときには、過度な力がかからないようにでないように脳が力をコントロールしています。

コントロールされてない筋力ではとんでもないことが起こります。肘を固定して逃げられないようにして行う腕相撲のアームレスリングでは、筋力に耐えきれなくなった腕の骨が折れてしまう自己が時々起こります。

咬む力、咬合力は男性で約689N(約70キロ)、女性で約496N(約50キロ)と言われています。鍛えられたアスリートだと100キロを越える力が出ると言われています。これは最大咬合力で食事の時に測定時のように食いしばっている人はいません。

しかも脳が過大な力がかからないようにコントロールしています。

しかし眠っているときは、このコントロールがうまく機能していません。

その結果、歯ぎしりの時に最大の力を長い時間かけてしまっていたりします。ですからかなり肩や首や顎や頭の筋肉が緊張し疲労していることが多々あります。

起きたとき頭が重かったり首が痛かったり肩が張っていたりしている方は要注意です。
posted by 家永 泰寿彦 at 10:36| 福岡 ☁ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

歯ぎしりについて

顎関節症の原因の一つに「歯ぎしり」があります。

「歯ぎしり」は、肉体的・精神的ストレスを緩和するために行われているいわば代償行為です。

これは神奈川歯科大学での研究で実証されています。
以下は神奈川新聞社会面からの引用です。

『睡眠中の歯ぎしりが、ストレスを発散し、胃かいようの予防に効果を発揮していることが、神奈川歯科大学高次脳口腔(こうくう)科学研究センター(横須賀市稲岡町、代表=佐藤貞雄教授)の研究で分かってきた。

 研究グループは、二十匹の実験マウスを六時間にわたり体を固定し、水や食べものを与えない拘束ストレスを与えた上で、筋電図で歯ぎしりをしているかいないかを計測。さらに胃かいようの進行状態との関係を調査した。

 それによると、マウスの歯ぎしりようの運動の平均時間は五百五十秒。それぞれ個体差があり、歯ぎしりを約二百秒しかしなかったマウスは胃の血管が赤くなったり粘膜の約90%に出血がみられたりした。これに対し、平均を上回る約八百秒に達したマウスは半分以下の40%程度にとどまっていた。

 マウスに棒をかじらせることで胃かいようの状態が改善することも判明。佐藤教授は「これまで歯ぎしりはやっかい視され、治さなければならないものととらえられてきたが、病気を予防するという良い効果もある」と説明。さらに「ストレスが記憶力を低下させることも分かっている。かむ効果は、認知症の予防にもつながる可能性がある」としている。』

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2010年05月16日

あなたの手は大丈夫ですか?2

第二頚椎のズレにより、首の付け根から肩そして腕や指先までを支配している神経の伝達がうまくいかなくなったり、血液の循環が悪くなったりします。

その結果動かす命令がきちんと伝わらず、だんだん可動範囲が狭くなっていきます。

それは前段でおはなししたように、指先にも起こります。
前段では握力のお話しをしていましたが、指先の力つまりつまむ力をピンチ力といいますがその力がでなくなっていることも多いです。

この前お見えになっだ方は、この頃庭の雑草をむしろうとすると手から抜けてしまってうまくとれなくなってしまったとおっしゃってました。
ピンチ力の低下でぐっと引っ張るときに力がかからず、すり抜ける状態になってしまっていたのです。

施術後は元通りにきちんと雑草を引っこ抜くことが出来たと笑っておっしゃっていました。

頚椎のズレは、このように身体のいろいろなところに影響します。
posted by 家永 泰寿彦 at 10:16| 福岡 | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

肩の可動域

老化? でお話ししたように、可動域が減少して不具合がでていることが多いです。ですが可動域が減少していることに気がつかないというのもよくある話しです。

肩の可動域をテストしてみましょう。

鏡に向かって正面を向いて両手を水平にあげてください。身体に対して真横になるように両手を挙げます。このとき手のひらは地面に向くようにしましょう。

水平に上げた両腕が垂直になるように両耳に腕が付くように上げていきます。

このとき手や腕が前後に動かないように、なおかつ手のひらが回転しないように注意し行います。

きちんと上がりましたか? 
手のひらが鏡の方に向いていないですか?
身体と同じように真上に指先が向いていますか?

あがりますよ と返事される方の腕が斜め四十五度ぐらいしか上がっておらず手のひらが真正面に向いてしまっていることが多いです。

きちんとあげてもらうと、アルファベットの「Y」の形で止まることが多いです。

このような結果を踏んだ上でこういう方とお話しをしていると、そういえば手が後ろに回らなくなったとか背中のチャックに手が届かなくなっていたとかいわば【後出し】的に不具合を思い出すことが多いです。

すっ とスムースに両腕はあがりますか?
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2010年03月06日

あなたの手は大丈夫ですか?

いろいろな理由により頸椎の変位は生じます。
そしてその変位による影響や現れる症状もいろいろあります。

第二頚椎のズレがひどい場合、肩から腕そして指先に症状がでます。
肩こり、背中の痛み、腕の痛み、腕や指のしびれといった症状が多いようです。

あと気がついいない人が多いのですが、指が曲がらなくなってしまっている人がいます。指の可動範囲が狭くなってしまって指を握り込めなくなってしまっています。

歩きづらくなってしまった人も最初は、足を擦って歩く・ちょっとした段差に躓くという小さな変化から始まるのと同様にこの指先の変化も見過ごされがちです。

yubi01.jpg
ぐっと指先を握りこんで指先が写真のように四角く折りたためていますか?

yubi02.jpg
それともこの写真のように力を込めて握りこんでもここまでしか曲がらない状態になっていませんか?
かなりの方がこういう状態になっていることに気がついていない場合が多いです。

これも頸椎の変位が原因で、指の可動性が小さくなってしまった結果引き起こされた状態です。
posted by 家永 泰寿彦 at 11:01| 福岡 ☔ | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

歯ぎしり

顎関節症の原因のひとつに【歯ぎしり】があります。

歯ぎしりには次の三つのタイプがあります。

グラインディング(すりあわせ)
タッピング(カチカチかみ合わせ)
クレンチング(食いしばり)

歯ぎしりは音がするから一緒に寝た人から指摘される。
指摘されたことがないから自分は歯ぎしりはないと思っておられる方が大変多いです。
ですが、クレンチング(食いしばり)は音がしません。
グラインディング(すりあわせ)でも、前歯中心で歯ぎしりをしている状態ですとやはり音がしません。

歯ぎしりは、確たる統計が取りづらいので一説によると程度なのですが日本人の場合九割方やっているという説もあります。また夜間就寝しているときだけではなく起きているときに無意識にやっている場合もあります。

咬合力は「N(ニュートン)」であらわし、男性で約689N(約70キロ)、女性で約496N(約50キロ)と言われています。
これが就寝時には脳のリミッターが外れているのでもっと過大な力で歯ぎしりをしてしまっているようです。

その結果、動作が行われる際には咀嚼筋群の異常緊張と、それに伴う歯および歯周組織への炎症性破壊、更に顎関節への異常な負荷がかかることにより関節円板の転位などが生じる場合もあります。

かみ砕いて言いますと、顎や耳の周りおよび首まわりや肩の筋肉の異常なはりや痛みの出現が起こり、口を開けるときにカクンと異常な動きが見られたり関節雑音と呼ばれる異常な音がしたりします。

歯ぎしりの原因は、ストレスです。
ストレスの代償行為としてストレスを発散するために、こういう異常な運動をしているわけです。ストレスは精神的なモノだけではなく暑さ寒さや肉体的な疲労など肉体的なストレスも存在します。

もちろんストレスの原因を突き止め解消するというのが、原因除去になるのでそれがのぞましいです。

ですが、仕事の上でとか家族間のトラブルなどなかなか解決の難しい問題があることも多々あります。

ですから歯ぎしりがないことが望ましいことではあるが、歯ぎしりをしている人たちは、歯ぎしりから身体が受けるダメージを軽減してあげることが大切になります。

歯科治療領域では保険治療で「ナイトガード」という夜間寝るときに入れる装置があります。そういう装置を使ってダメージを軽減していくことは大切です。

posted by 家永 泰寿彦 at 16:51| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

顎関節症12

顎関節症は本当に見つけにくい病気です。

口が開かないとか、開けるときにがくがくするとか、開けるときにごきっと音がするとか、開けるときに右左と傾きながらお口が開くとか、そういうあからさまに顎に関連する症状があれば、あれ顎がおかしいと気がつきますが、そういう症状が全部に出るかというとそうではありません。

専門的に精査すると顎運動に異常が出たりしています。

ですが、普通の食事とか会話では異常がわからない・気がつかない方が多いです。

では顎関節症が疑われる症状というのはいったいどういったものでしょう。

・歯科で治療するときに「もっと大きくお口を開けて」と何回も言われる
・「あんぐりばくっ」といったかぶりつきができなくなってしまっている
・あーんと大きく口をあけたとき歯が見えていない
・肩こりがある
・偏頭痛がある
・目の奥が痛む
・耳が痛む
・首が痛む
・背中が痛む
・朝スッキリ目が覚めない
・睡眠をとっているのに寝た気がしない
・疲れが残る
・腕が上がらなくなっている

私はこういう症状をお持ちの方がお見えになったら、顎関節症を疑います。
posted by 家永 泰寿彦 at 10:20| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

顎関節症11

実は私も顎関節症の経験者です。

かみ合わせに問題は全くありません。
原因は「歯ぎしり」でした。

高校生の頃から時々偏頭痛がありましたが、生活に不具合が出るほどでもなかったので放置していました。下の前歯がすり切れて短くなっているのには、大学時代に気がつきました。首が回らなくなってしまったことは、わりと頻繁に起きていました。しかし「寝ちがい」と言われるし、自分でもそう認識していました。
今考えると精神的なストレスと高確率で連動してた気がします。肩こりと偏頭痛はセットであたりまえのようにあるものと受け止めるようになっていました。

仕事上で精神的なストレスが蓄積していた時期とうとうひどい症状を呈しました。
朝起きたら口が開かなくなってしまっていました。開けようとすると咬筋にものすごい痛みが走ってうずくまるほどでした。お腹は減っているので食事をしようと無理にでも開けようとしました。すると今度は「じゃりじゃり」と顎関節が音を立てます。しかも激痛が顎関節の周りの筋肉に走ります。
当時、今やっている頚椎を調整する技術はまだ持っていませんでした。当時は顎関節症の治療には、歯科鍼灸を行っていたので鍼治療でなんとか口を開くところまでもっていきました。

こういう経験があるので、顎関節症の方の不定愁訴や痛みは理解できます。
痛いというのは本当に大変です。
思うように動かせないというのも本当に大変です。
posted by 家永 泰寿彦 at 08:50| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

歩けない・・・

腰を曲げてお尻を後ろに突き出す形でノシノシと外股で歩く女性がお見えになりました。

いろいろな不定愁訴で来られたのですが、レスト(休息)終了後色々お話をしているときにこうおっしゃられました。

旦那さんから「歩き方がばぁさんみたいだ」と常々言われている。自分自身歩き方がおかしいのは自覚しているが、いろいろな病院でも指摘されなかった。階段の上り下りもうまくできない。足腰が弱っていると思うから運動もきちんとやっているが、運動後にあまりにだるさが出るのでそれがつらい。

「よちよち歩き」で述べた方々と同類項です。ただこの方の場合違っていたのは、ある程度負荷のかかる運動をきちんとされていたので体幹を支える筋肉はしっかりしていました。

なぜ上記のことがうまくできないのかというと、それは徐々に関節の可動域が狭くなり動かせなくなった結果です。それで歩く・階段を上る・降りるのような行動に障害が出ます。

身体の使い方が間違っている状態になってしまっています。ですがこういうふうにいわゆる悪習癖が付いてしまった状態が長いと、なかなか元に戻すのは大変です。自分の意志だけではなかなかうまく動かせません。

ですから、レスト後各部に痛みがないことを確認した後に『歩行指導』や『階段の昇降』の指導を行いました。

最初の歩き方とは全然違う、スタスタ歩く美しい歩き方で帰られました。
posted by 家永 泰寿彦 at 13:50| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

顎関節症9

「きつい」と「痛い」は、なかなか人にわかってもらえません。

前にもお話していますが、顎関節症が「病膏肓に入る」状態まで行くと慢性の偏頭痛や倦怠感で朝起きづらいということになります。この起きづらいとかきついというのは、家族に理解してもらえないことが多いようです。

顎関節症は、永久歯のかみ合わせが完成する中学生から高校生に始まります。くるったかみ合わせによりひどい偏頭痛や肩こり、目や耳の痛みを訴え、まず眼科・耳鼻科や整形外科を受診されます。残念ながら異常なしと診断され、脳外科を紹介されたりします。脳外科に行ってCT,MRI等検査をしてもわからず心に問題があるということにされ、最悪心療内科を紹介されたりもします。

症例レポート1で紹介した高校生のお嬢さんは、元々スポーツウーマンで元気者だったので、保護者の方は何か病気に違いないと色々行かれたあげくうちにお見えになりました。

しかしそういう医療機関で、異常はありません、痛みが出るはずがない等とといわれて大変な目に遭うのは罹患している本人です。怠け者であるとか、気のせいとか、お医者さんは異常なしといったでしょうと、倦怠感を訴えることが罪にされてしまっています。

特に体育会系の保護者の方にその傾向が強いです。根性がないからというような言い方もされるようです。これが続くと今度は本当に精神を病んだりしてきます。

このきついと一生つきあって行かなければならのか、しかも誰にもわかってもらえない。
20代なのに人生に絶望している方もいらっしゃいました。

顎関節症は、見つけられにくい病気なのでとてもやっかいです。
posted by 家永 泰寿彦 at 16:31| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 症状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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